わたしの出産⑤

ものすごく空いて、既に記憶が曖昧になりかけているが、
とりあえず、書いてみます。

前回までのあらすじとしては、麻酔は使わない方向で分娩室に入ったものの、
結局使ったものの、2度目の注入の際濃度が足りず、痛い。

そんなわけで、最後の最後に頼りにしていた麻酔は追加できないということで、
この後は耐えるのみ。

考えてみれば、この時点でも実際麻酔は効いているわけで、
本当に麻酔なしで出産を乗り越える女性たちはいるわけで、
私の母も義理の妹達も、そうしていたということを考える余裕はあった。

がしかし、痛いのでした。
どのくらい痛いのかは、いろいろな説がありますが、
スイカが鼻から・・・という、そういうことじゃない痛さだった。

で、その痛みと共に1時間くらいかかったような。

助産師さんは、他の分娩室も掛け持ちだったらしく、
フランクと二人きり。
もう、アロマオイルマッサージとかそういう域ではなく
(ちゃんとセラピスト資格を持った助産師さんがいると全然違うらしい)
またしてもしつこく、ナースコール。
そして、助産師さんが来てくれたので、
「どうしたらいいですか!!!!」
と聞くと、産道みてみましょう!と。

そして、ついについに、
「いいかんじ!」
ということで、いよいよ、いよいよ、クライマックスを迎える私の初産。

いいかんじ!といい、そこから
「じゃあ、今から、いきむ練習するわよ」
というご提案。

練習すんの!?
と思いつつ、指示されたとおりに練習すると、
「すごいうまい!」
とお褒めの言葉。

やっとやっと我が子に会えるー!!!!と意気込み、更に痛みを戦っていると。。。

助産師さん
「じゃあ、これからチーム呼んでくるから、待ってて。
痛くなっても・・・ゴニョゴニョゴニョ・・・」
なんと、今からチームが集まってくれるんですね!でも、陣痛がきて、
最後のところが聞こえなかった。

「痛くなったら、いきんでいいんですよね?!」
と息も切れ切れに聞くと

「ダメダメ!我慢してて」
えええええええ(涙

そして、チームを呼びにいった(と思う)助産師さん。
なかなか戻ってきてくれず、またナースコール連打。

そして、15分後、チームを引き連れ戻ってきてくれた天使(助産師さん)、
「もう、まじで、いきみそうです」
と伝えると、

「わかった!準備するわ!」
って・・・これから準備ですか!!!

そして、準備が整い、助産師さんの合図でいきむこと3回。

5月6日3:26、
念願の我が子との対面を無事に果たすことができたのでした。

産まれてきてくれてすぐに、抱かせてもらって、
ちっちゃくて、でもちゃんとおっぱいに吸い付いたその人間の起源的パワーに
感動。

その後2時間、分娩室で待機し、朝6時過ぎ、数日過ごす病棟個室へ移動。
身体を休めて、と言われたものの、
とにかく興奮状態で、夕方まで眠れず。

病院にお世話になることはこれまであまりなかったけれど、
助産師というお仕事、本当に素晴らしいなと思いました。
ここの病院の助産師さんは、30前後で、いきいきしていて、はつらつとして、
明るくて、そんな彼女たちに、本当に助けられました。

フランクは、立ち会ってくれるって言った時、大丈夫かな~と思ったけど、
私より全然気丈で、冷静で、へその緒切ったのはフランクでした。

今既に、出産から1ヶ月半。
赤ちゃんの成長の速さに、この1ヶ月半が、もっともっと長いような気もするし、
ついこの前のような気もするし。

全ての先輩ママやパパに
「本当にあっという間だから、この時期を楽しんでね」
と言われます。

あの時は本気で痛かったのだけど、先人が言うように、
どうもその痛みは忘れられるものみたい。
(いや、麻酔使ってたけど・・・)

とにかく、無事に出てきてくれて、そして元気に育ってくれていて、
嬉しい日々です。

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