結婚式について①衣装編

結婚式では、母のドレスを借用しました。

というと、なんか、すごい高価なドレスが、想像されるけど、
別にそうでもなくて、本当にこの33年間、箱に入ったまま、
ひっそり保管されていたものです。

昨年末の帰国の際、フランクからようやく結婚を直に申し出てもらい、
話が進んだところで、お母さんに聞いた。

「あのドレス着ていい?」

私と母は、10センチ以上の身長差があるのに、
なんと、着てみたら、入った。

まるで、「旅するジーンズと16歳の夏」のあのジーンズのように
体型も身長も違うのに、ぴったりなこのドレス!
さすがに丈は、つま先が出るくらいと、母が着た時とは変わったけど、
ヴァンサンカン・ウェディングでみた「靴を主役に」のウェディングスタイルを
目論んだ私的には、結果オーライ。
そこから、あくなき靴探しが始まるわけですが、
結果、簡単に
「私、いっぱい靴持ってるわ」
という、エコな結論に達し、過去に買いあさったセルジオ・ロッシおよび
ピエール・アルディがまさかの活躍を見せたのでした。
ピエールで、出社した際、帰宅の時間には、もう履いていられないくらい
足が痛かった、あのこを、まさか、結婚式ではくなんて。

そして、確かに痛かった。
履きなれない、ロッシも、後半戦、ギブアップ。

そんなわけで、靴もエコなら、なんか頭の飾りとかも、
手持ちでできんじゃないかしら、というのが最初の発想。

そして、実家にて、梨花もびっくりな? 頭飾りが完成した、6月の帰国時。

そして、その約一ヵ月後の両親の来仏にて。
「やっぱり、あのみっともないのはやめたほうがいいのでは・・・」
という消極的意見の母を先頭に、まさかの当日2日前のヴェール探しが始まる。

ヴェール・・・超イメージじゃないな・・・わたし。

でも、本来、娘の結婚式といえば、もっと華やかに、両親だって
盛り上がりたかったはず(え・・・少し違う??)。
お母さんがそこまでいうなら、ヴェールしといたほうがいいのかな。

と、ニースにある、数件のウェディングショップをハシゴ。

しかし、その時も、すっぴんだし、ノーブラだしな私と、
花嫁のヴェールという神聖さが、まったくリンクせず、どうも不発に。

一晩考える事になり、いよいよ、ヴェール購入かとなったとき、

「いや、やっぱどう考えても、あのドレスにはヴェールじゃない」
と言い切ってしまい、ヴェール作戦は決壊し、ニースの繁華街を
ぶらぶらしていると・・・・

「あれじゃない!!!?」
と、母が指差すのは、サラ・ジェシカ・パーカーみたーい!なお姉さんの
小さなお帽子。
そう、そこは帽子屋だった。

ここなら、なにか、見つかるはずだと、小さな店内に入ると、



あった・・・・。


いろんな頭飾りがあった。


再度、すっぴんで、いろいろ試着した結果、とてもリーズナブルな上、
超私的イメージにぴったりな一品をゲット。

この頭飾りは、ブーケをお願いした、今私たちが住んでいる建物のオーナー
である、お花屋さん(フローリストっていうか「お花屋さん」)のマダムたちに


「きゃーーーーなんてすてきなお帽子!」
と大絶賛されたところ、また個人的にもとても気に入ったところで、
大成功な一品であったのでした。























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