くるぶしのあいつ

実は、2009年の渡仏以前から、私の左足くるぶしには異物が。
当たると痛いので、日本で病院に行ったのですが、
一軒目の先生曰く、
「もし、君がわたしの姪っ子だったら、放置することを勧める」
というまさかのもしもトークの上、姪っ子という微妙に距離感あるかんじで
礼儀を?醸しつつ、何もされないで帰された。

納得行かず、次、地元近くの総合病院にて、なんとCTまで取る始末。
とにかく、この異物を除外してほしい、という私の希望でしたが、
若い外科医(形成外科医っていうのかしら)が、
「うーん・・・どうしたいですか?」

って、さんざんお願いしてるはずの希望を、あたかも今初めて話すみたいに
聞くもんなので、

「取って下さい」
とシンプルに意思を伝えたところ・・・・


「とはいえ、切るまでもないしなぁ・・・。こんなの(異物のこと)で、
足に傷を作るなんて、割に合わないですよ」
という回答。

なんと!
そんなに、この異物を、私のくるぶしに残しておきたいなんて!!

そんなわけでしたが、これで帰宅したら、これまでの待ち時間が無駄になる。
と思い、珍しく?
「もう、ほんとにどうにかならないんですかね!」
と言ってみると、

「できるかわからないけれど、注射で吸い取ってみますか?」

そんな技があるなら早くやろうよ!
てことで、実行へ。

「痛かったら言って下さいね~」
と注射針を刺され、数秒後には、

「いいいいい・・・・」
良い、ということではなく、後の「たい」が言えないほど痛くされて、
注射による吸引中止。

若干の、呼吸の乱れを伴いつつ、まだしつこく残るあいつに早くさよならしたくて、
再アタック。
がしかし、悶絶。
そして、治療中止・・・。

そんな過去があるため、私の左足くるぶしにはいまだ、やつがいるわけですが、
ここ最近、なんと新たな展開が。
こいつは、いわゆるガングリオンというキストの一種で、どうも別に悪性のものでは
ないということらしいのですが、とにかくあたると痛いのと、
いつなんどき、悪性に変わるかもしれない不安もあり、
出産前に、こいつとおさらば計画を立ててみた。

向かった先は、風邪とか引いた時にお世話になるジェネラリストと呼ばれる一般医さん。
もちろん、分かってたけど

「これは、一般医の範疇じゃないでしょ~」
と言われたものの、とにかく紹介状とかもらえたらと思って出向いたわけですが。
実はこの先生、鍼治療師でもありまして、

「なくならないけど、小さくできると思うから、やってみようか」

ということで、人生初の鍼を、くるぶしに刺すことに相成ったわけです。
突然ですが、なんか鍼ってちょっと、どんななの?と楽しみでもあったけれど、
いざ、寝かされると、怖くなって、
「けっこう痛いんですかね?」
と聞いてみたら
「ほんのすこし」

とのことで、治療開始。

「はい、息吸って~」
って指示出しながら、もう既に刺されるもんだから、
わりとタイミングを合わせづらくて、やや痛い。
でも、採血の注射くらいなもの。
で、小一時間、刺されたまま放置されて、帰宅。

2回めのときは、なんと鍼なのに結構流血していてびびりました。

言われてみれば、小さくなってるような・・・。
今日は3回めの鍼。消えなくても、もっと小さくなってほしい。

一生、そこにいるつもりなのかな。ほんとやだわ。

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