教会のひと

昨日は、なんと、Katy PerryのPVに出てくるいけてない男子が夢に・・・
なんなんですか・・・まじでびっくり。


この前の出張時、弟の彼女からもらった本を持っていきました。
東野圭吾は、殺人事件が多かったので、一人だし怖いので
西加奈子という人の本を持って行ったのですが、
それに、私のイメージする、この男子みたいな人が出てきたわけで。
恐らくその影響かと。

それはいいとして、この前教会に行ったのです。
教会で働いている人は、教会の職員というのでしょうか。

彼女は、電話でもかんじよくて、ただなかなか連絡がもらえず
突撃訪問してみたところ、なんだか世間話が始まったわけです。

フランスの移民問題っていうのは、わりと深刻で、経済状況も悪化する中
外国人が増えるのは、フランス人にとって好ましくないわけでして、
昨今の、来年に控えた大統領選挙も、そのあたりのマニフェストは、
どの候補者も言っているような(そうでない人もいるのかも)。

そして、その職員のマダムはいいました。

「なんでね、そもそも外国人がこんなに多いのかっていうことよ。
ニース最悪!」
くらいな勢いです。

「ちなみに、私も、明らかに外国人ですしね・・・すいません、お時間取らせて」

「違うのよ。いわゆる、マグレブ(北アフリカ)の人たちの事なのよ。
自分でも不思議なのだけど、あなた方は受け入れられるのに、彼らに対しては
どうしても拒否反応」

とぼけて聞いてみる。
「なんでなんすかね」

「フランスに来て、フランスのお金を使ってるのはあの人たちだって思ってるから」
要は、保険や、生活保護や、住宅手当などあの類です。

「いや、その辺は我々も同じかもしれないですし・・・」
と恐縮しきりな私。

「でも、なんか違うのよね~」

「そうですか・・・」
(この会話はどうやって収束させるべきかを悩む)
すると

「私、今年の夏はノルマンディに行ったのよ!」
とバカンスの話にまで・・・

「ええー。いいですね~、私行った事ないです」
なぜか媚びた感じの私の返答。

「あそこはいいわよ~、外国人いないから!」
・・・そこですか・・・

いや、確かに、今年の我々のバスク地方体験でもそれは実証済み。
このニース、マルセイユという町は、純粋フランス人と言う人が
少数派に見えるくらい、そういう人たちが多いわけです。

フランスの出生率が、年々、政府の制度のおかげで上がっている
というような、少子化日本にとっては羨ましいようなニュースを
聞いたことがあったけれど、ある在住数十年の人によれば
「それは、アフリカからの移民がたくさん子供を産むから」
という説。

そこで、教会のマダムは言ったのですが
「なぜ、子供は産むのに、働かないのか」

これは、もう、本当に一筋縄では答えられない領域に達してきてしまったと
苦肉の顔をしていたと思う、私。

でも、心の中では、イスラム世界の人たちの、特に女性に
そんな自由がなかった状況を考えたりするわけで。
別に私自身が外国人だし、彼ら擁護派でも、そういう友達がいるわけでも
(むしろ友達はあまりいない)のですが、フランス人女性が
結婚しない選択をすることや、仕事をやめない選択(まだまだ平等じゃないけど)
をできることと、私たち日本人女性も社会に出て働くことや産休・育休が
増えてきた(というか友達に・・・)を聞くと、それと同じフィールドで
「働かない」ということについては語れないのではと思ったのでした。

いや、マダムは決して間違っていないのです。

でも、イスラムの人たちも、だらけてるイメージもなくはないけど、
それだけではないのだと思うわけです。

特に結論は、ないのですが・・・。

ニュースの、「車運転したから鞭打ち刑」とか言ってしまう国があるんですよ、
この世の中には。信じがたい。
理由は、「男性との出会いが増えて、家庭崩壊に繋がる恐れアリ」って、
それは伝統だからまかり通るのか、それゆえに逆に何かが崩壊しそうだと思ったり。
とにかく、国王があの刑を撤回したとのこと、よかった。

ということで、脈絡はないけど、そんなことがあったのでした(何が・・・)。

コメント

人気の投稿