こういう暮らし方について

基本、絶大的にB型で、複雑な思考回路は持たない私ですが、
時に、とても一人深刻になることがあります。
というか、それって、すごいう普通なのかも・・・と思いつつ、
わりと挫折を知らない人生で(気がついていないケースもあり)、
それはそれで、好き勝手やっているので、なんか悩んだりするのって、
おこがましいというか、
嫌ならやめればいいじゃん、的な考え方を持っていたりするわけです。

そして、今こうやって、ニースというすばらしく開放的な町で
海辺を散歩したり、ウェディングやったりして、ゆるゆると暮らしているのも、
自分の選択であり、それこそいやならやめても、誰も文句はないでしょう。

そんな日々でも、海外ならではの葛藤とか(っていうのあまり好きじゃないけど)
うまくいかなかったり、自分自身の意思すら見失いそうになったりもするわけで。


私は、基本、日本大脱出な気はさらさらなく、
OL時代だって、それなりにていうか、楽しく働いていたと思う記憶。
ニースに来る際は、
「夢だった、香水の勉強をする為に旅立ちます!」
的なことを、当時の上司に伝え、全面的にがっかりされ(笑

「人生、そんな甘くないんだよ・・・」という忘れられない一言を頂いたのですが、

ぶっちゃけてしまえば、香水は好きだけど、わりとそこまでは
考えてなかったはずの自分を思い出すわけです。
ただ、「口実」として、「フランス語の勉強に・・・」っていうよりはいいのではないかと
思ったりしていたのは事実であるわけでして、2年経った今でも
香水工場は、フラゴナールくらいしか行った事ない時点で、
ま、それほどのものだったのかなと思ったり。。。

そうして、ウェディングの仕事と巡り会い、「仕事」を手に入れてしまい、
語学学校もそこそこに、今の生活に至るわけです。

昨日、久々に、日本語を話す女子たちとのアペロをしたときのこと、
実際、そんなに仲良しかっていったら「そこそこ」な関係の私たちだけど、
根本に抱える悩みなどは、共有できる関係。
日本の某総研会社にて、高収入で働きつつも、出会ったフランス人と
結婚した事で、自分のキャリアも全てを捨ててニースに移住した彼女。

どんなにフランス語を話しても、英語がネイティブでも、トレンドど真ん中な
中国語を話しても、日本でやっていたような仕事は見つからず、
そんな彼女の苦悩は、私が思っていたよりも深くて、あやういものだった。

いつか、
「でも、結婚するって決めたのは自分でしょ?彼のこと好きなんでしょ?」
と聞いたとき、
「彼と結婚しなかったら、絶対後悔したと思う、でも・・・」
という会話をした記憶がある。

彼女は、できる限りの努力をしていると思うし、恐らく失礼な話、
そこらへんのフランス人を雇う数十倍の働きができる人材だけど、
それに見合う賃金を得る道のりは厳しく遠く、昨年の彼女は
ストレスの塊だった。

会うたびに、話すたびに、今の生活に対する愚痴と不満。
かわいそうだなとさえ思っていた。

昨日、会った時に、そういう彼女のストレスの核心を、だんなの友達や家族が
いとも簡単に
「そんなに気張らず、適当にやればいいのに。」
と言うたびに、夫婦ははげしい夫婦喧嘩をしているという。

日本や中国に暮らせば、かつてのような仕事もでき、華やかな生活を
送れるという確信がある彼女は、何度となく
「私の自由を返して!!!」
というドラマ張りの台詞をダンナに浴びせているらしい。

彼女が離婚して帰るというと
「そんなことしたら、君を殺して、僕も死ぬ!」
という、こちらもまたドラマ張りの台詞が返ってくるらしく、
聞いているこっちは、おもしろくもあり、笑えなくもあり・・・。

そして、
「そこまでいうなら、私を殺しなさいよ!」(怖すぎる!
と、ダンナの前に包丁を置いたとか・・・

という、こんなカップルもいて、普段は仲良くやってるのですが、
こんな青くまぶしい、地中海の近くでも、
わりと悩んでいる女子は、わりといるのです。

コメント

  1. はじめまして。
    いつもこっそりブログを拝見していました。
    私は難しく考えることが多くて、もっと楽にした方が、と言われることが
    よくあるのですが、megumiさんのブログを読んでいると、
    無理に力を入れない生き方や考え方、とてもためになります。
    私は35という年齢を過ぎてしまったけれど、もっと自分を見つめて、
    穏やかに行きたいなぁ、なんて思いました。

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  2. motokonさん、はじめまして。為になるなんて、ほんと恐れ多すぎです(笑 ていうか「もっと楽に」って周りにいわれても、できるなら最初からしてるわよーってかんじですよね。また、のぞきに来て下さいね~♪

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