dans l'école

学校が始まり2週目。
今期は、「書く」「聞く・話す」「フランス」「アトリエ」
といった4つのクラスで4人の先生と勉強しているわけですが。


コース内は、テストの結果で3つのレベルに分けられて
更にその中で6から7グループに分けられています。

案の定、休み中さぼっていた私は、最も下のレベルでした。
更に、残念なことに日本人なら得意とすべき「書く」クラスが
ほぼ最下位のクラス・・・

先生の授業の進め方が退屈で、何人かの生徒がクラス替えを希望。
叶えられた子とNOと言われた子がいます。
私も当初は、変えてもらおうなんて大それたことを考えてみたけど
実際エクササイズで間違いも多いため、その気がなくなった。

でも、前期から一緒のクラスだったアメリカ人が、
「絶対変えてもらいたい!」という意気込みで、先生に手紙まで書いて
アプローチしたのに、結果「NO」と言われてしまった。

彼女は
「お金払っているのは私なのに、おかしい!」
と怒っていた。同意を求められ
「まぁ、そうだよね・・・。でもさ、テストの結果でしょ」
と言ったら
「そうだけどさ。私はもう6月でアメリカに帰るんだから、もっと早く勉強したいの」
と強気。
「そういう事情もあるよねー。でもさ、結局、テストできなかったんでしょ」
と聞くと
「そうだけど、上のクラスに上がって大変な思いするのは私。私の選択だよ!」
と。。。

そして
「なんでも、NONという。あーやだやだフランス人は!」
と。

ていうか、こういうのって、フランスだけじゃないと思ったんだけど、
「私の選択」が通るっていうのは、やはり自由の国アメリカの風潮なのか・・・。
聞きたかったけど、かなり憤っていたので、何となく遠慮してしまった。

「でも、諦めないから!我慢できないし、納得いかない!」
と彼女の怒りは納まらず、恐らく次回も直談判するんでしょう。

「めぐみは変えないの?」
と聞かれ
「うーん、私結局間違えてるしさ。」
と言うと
「そんなの、私だって間違ってるよ」
って・・・間違ってるんじゃん・・・と思いつつ。

どうなるのか見守りたいと思います。


更に、「話す」クラスで。
日本でも、最近は「車の共同所有サービス」や「共同レンタル」「共同生活」といった
わりと海外では以前からあるサービスが増えてきたと思う。
その話をしていたときに、

「でも、結局、日本人はあまり受け入れ態勢にないと思うんですよね」
と言うと、先生が猛烈に
「なんで?だって、大人数で家を借りたほうが広い家に住めるのよ!」
と言うので
「ですけど、広い家なんてそもそもないし、そういう造りでもないし」
と言うと、
「なんで?だって、そうした方が、みんなが嬉しいじゃない!」

だから、日本人そういうの、得意じゃないんですよ。

と言うと

「なんで?」

なんでって・・・
「それが、カルチャーだから」
と言いながら、説明していこうとして、
・他人と一緒に住むのはあまり好まない
・他人がいると気になる
・他人につい気を使ってしまうので、心地よくない
等私が思うことを言おうとして、全てネガティブなのでやめた。
更に言うと
・知らない人と住むなんて!
これがそもそもの理由だと思い、自分でなぜかと考えてみたら
・他人を信用していない?????
と思ったんだけど、なんか、なんか、とてもマイナスイメージ・・・

このクラスの最後には、フランスのマグロ輸出先№1が日本ということで
そこを攻められた。
「絶滅するのよ!」
サルコジ大統領は、マグロ漁の禁止と輸出禁止の法律を検討中とか。

「なんで日本人は、マグロを食べるの?」

と、なったので
「ていうか、それって私たちのせいじゃなくて、世界中の人が寿司を食べ始めたからでしょ」
と日本人3人で反論。

先生は笑っていたけど授業中に、5回以上私たちにそれを聞いてきた。

確かに、絶滅の危機に瀕しているものを食べ続けるのはいけないけど
それを日本だけのせいにされても・・・。
いや、確かに消費量は圧倒的かもしれないけど。

授業の最後に
「でも、マグロ漁が禁止になったら、また仕事がなくなる人が増えますよね」
と言って、自分で言ってちょっと言わなきゃよかったと思ったんだけど

先生は
「でも、絶滅するのよ、このままじゃ」
と。

フランスでは何かを話すときに、必要と思われる5倍くらいの説明をすると
ネイティブな会話っぽくなる。
それが、同じ内容であっても、表現や言葉を変えて、とにかく熱心に話すこと。
だから、みんなおしゃべりなんだよね。(悪口じゃなくて、素直に関心)

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