続・ビザ更新手続

先週は、モナコでお寿司を頂いたり、
モナコのおじさんにレストランでご馳走になったり、
狙っていたレインボースカーフを買いに行ったけど、
全然違うワンピースを買ってしまったり、

そして、ようやくビザの書類をそろえたので県庁に行ったり。

このビザ更新手続き、通常は生協みたいなところでできるのに
今はバカンスですからね。わざわざ県庁に行くわけです。
9時から受付開始なのに「8時に来なさい」って言うから8時に行ったら


既にたくさんの外国人が並んでいたわけです。
多くはマグレブ系といわれる、アラブ系の方たちでしたが。

1時間待って、ドアが開いて、そして窓口に並んで番号札を貰う。
ちなみに窓口は3つあって、番号札をもらうところは別にあるのですが
窓口で手続きする人も、番号札渡す人も1人だけ。
全然効率的ではないし、だったら番号札も同じところで渡せばいいのに
そういうことは、考えないのがフランス式・・・?

そして、1時間半待って、ようやく私の番になって、
・銀行の残高証明
→銀行から送られてくる毎月の残高の書類の最新版が5月31日付け。
これに、前日の残高を、担当のマダムが手書きで書き足したものが残高証明・・・

・住居証明
→大家さんのIDコピーの余白に「この子がうちに住んでることを保証します」という
コメントとサインを勿論手書きしたものが、住居証明・・・
それと大家さんが払っている公共料金の請求書。

・学校の登録証明
→学費を払ったときにもらった書類

・学校の成績証明
→成績表2期分

・パスポートと、今のビザのコピー

・写真3枚

・30ユーロ分の証紙

とこういうものを持って行ったのですが、確認されたのは住居証明のみ。
そして、写真を1枚ぺろっと出すと、その写真をホチキスで仮滞在許可証に貼って

それが正式な仮滞在許可証として10月19日まで有効となるわけです。
システムが半年ごとに変わるので、友達同士でも、それぞれ状況が違うのだけど
これだけでもらえてしまうなんて、なんだか拍子抜け。
でも、この後正式なビザが下りないと、そこからが面倒なんだけど。

そういえば、今日、鉄板焼き屋で看板娘のバイトをしてきたんですが、
通常、日曜日というのは、フランス中どこのお店もお休みで、
営業しているところは断然少ない。
フランスには、「日曜は休みなさい」という法律があるらしい。知らなかった!今まで・・・

更に、最近法律が変わって
「観光地であれば、日曜も働いてよい」ということになったらしい・・・

フランスという国は、先進国だけど、ある意味とても古き良きを引きずっている国で
過去、外国人がまだ多くなく、仕事も国民にそれなりに割り当てられるくらいあった時代の
法律を今でも変えずにいるために、社会がおかしくなってしまっていると。

移民問題に厳しいサルコジ大統領は、フランス人を守る為に、外国人の権利を
どんどん縮小する政策を取って、ビザはどんどん取りにくくなっているみたい。
その裏側には、増え続ける移民のフォローの為、税金を大量に使わなければならない
古き良き時代の変わらない法律を変えなければならなかったり。

失業率も増える一方で、それはどんどん格差社会を拡大させる。
フランスでは、親が学校への送り迎えすることが義務付けられているようで
でも、働かなければならない親の都合で送り迎えができないということで
学校に行かない子供も多くいるとか・・・
この先進国にあって、10人に1人は、なんとまともに文章が書けないとか・・・

もちろん、その先にあるのは、就職できない将来で、国による保護を受ける生活。


私たち外国人でも、住居手当がもらえたりするのはとても有難いことだけど、
なんだか色々複雑で、アムールばかり言ってられない社会がフランス。

でも、昨日のお客さん。
鉄板焼きにシャンパンをオーダーしてくれて、終始、愛を語り合いながら
鉄板焼きを召し上がりる、60代のカップルを見ていると

やっぱり。アムールは、この国の象徴のようにも思う。

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