形から入る趣味:スノボ編

2010年、実は中学生以来のテニスラケットを購入した私。
中学生時代は、軟式テニス部でしたから。
それも、スコート(あの短いスカートのような)を履くためだったような
そうでなかったような。

高校生のときには、茶道部員でした。
うけるー。
なにせ、女子高だった我が校の文化祭に、茶道部は浴衣で
お手前というのが伝統でしたから、
浴衣を買ってもらうため、茶道部へ入部した高校2年生(遅い)。
(ちなみに友人Nは、合宿で富士急ハイランドに行けるから茶道部に入りました)

あの袱紗(茶道セット)、どこいったんだろー。
卒業以来、見たことがありません。

そして、大学生のときには、
軽自動車が買えるくらいのローンを組んで(親に内緒で)
ダイビングセットを買ったっけ。
それもこれも、就職活動を控えた私が、エントリーシートの趣味蘭を
「充実させたかったから」

って、お金かけすぎでしょー・・・。
21歳のときに、5年ローンを組んで、払い終わったときは嬉しかったな。
達成感を感じた瞬間でした。

そして、ダイビングについては、沖縄の美しい海で過呼吸になって
「ものに頼って海にもぐるのは怖い」
とかいって、かれこれ5年くらい潜ってないな。
個人的には、ペイしました。経験値として。

そして、サーフィンを始めるときも、当時の会社の先輩に初めて
海に連れてってもらう日、神保町に寄ってもらい、
板やウェットを買ってから海に行ったっけ。
懐かしいわー。
今でもサーフィンはいつでもやりたいし、ニースに、波さえあれば。
そんな日々です。
私のハッピー号、元気かしら・・・。
そんなわけで、渡仏以来、波乗りもしていない。

そして、昨年のテニスラケット購入については、
運動したくて、テレビでテニスの試合を見て、
「なんかテニス楽しそう」
そんなわけで、翌週、スポーツ用品店で、マイラケットをゲットしたのでした。

天候の理由や、なんだかんだで、
結局2回しか、コートに足を運んでいません。
気分的には、ほんとはいつでも行きたいんですけどね。
雨が降ると、屋外コートはクローズですから。
テニスは、春のスポーツにします。

そして、この冬。
何度も、スノボまたはスキーに行きたいと、フランクに言われ
当初生返事をしていた私。
正直、スノボにはまったく興味がなかったので
「ふもとで待ってるし」
と思いつつ、一緒に行くけどやらない宣言をし続けていました。

ある日、私のテンションが落ちているとき
「私、絶対山には行かないから」
と、唐突な宣言。

実は、3ヶ月前くらいに、パリ在住のフランクの弟の誕生日をニース近郊の
山のロッジを貸切、パーティーすると聞いていて、それに向け、
山準備を急かされていたころでした。

「行きたくないし、できないし」

そんなことを、可愛げなく言い続けていたのです。
チュニジア出発前日、フランクのママを呼んで、みんなでクリスマスしました。
ほんとにツリーの下にプレゼント置くんですよー。

そして、ひとつだけ、すごく大きいものがあるなと。

話が弾みすぎ、食事に辿り着かないので、そのプレゼントだけは
後回しにしたまま、ママたちが帰った後
「それ、開けないの?」
と言われ、おっと忘れてた、と。

以前、一緒に町を歩いているとき、素敵なトルソーがあって、
それがほしいと言ったら
「300ユーロです」
と言われたので、その日は諦めたのを思い出し、
あのトルソーが私のものに!と思って空けてみると


スノーボードでした。

そこまでして、私を山に連れて行きたかったのか・・・・。

一瞬喜び方を忘れてしまうくらいの戸惑いと共に、
このスタイルは、これまで私がやってきた「形から」。

そして、1月となり、ボード用のブーツや、ウェアやニット帽や、手袋。
一式揃えたのでした。

そして、先週末いよいよ10年ぶりの雪山へ。
大学時代に一度行ったんですね。
あまりのセンスのなさと、何かやる気が盛り上がらず、それきりとなった
あのスキー合宿。何があったんだろうか。

雪山は綺麗でした。
知ってます。

暖かい日が続き、少し雪は溶けていたけど、真っ白な世界は美しい。
そして、颯爽と滑っていくスキーヤーや、スノーボーダー。
しかし、どうにもこうにも、私には出来る気がしない。
しかし、そんなことも言ってられず、フランクのスパルタを午前中受け、
「ほんと無理!」
と泣き言をいいながら、午後にはマンツーマンのレッスンへ。

私は思い出しました。
なんで、行きたくなくなったのか、雪山へ。
転んだときの痛さが、どうしても受け入れられなかったんだと。

1時間のレッスンを終え、へとへとになりつつ、できるようになる日がくるのかと
遠くを見る(にはとてもいい景色)。

そして、翌日も更に特訓は続くのでした。
何度か内蔵が出るかと思うくらいの転び方をし、文字通り息を呑む。
自分をドMだなと思う。思うしか、
その後を続ける気概を保つ方法はなかったような。
だって、本当に痛かった。

最終的には、やはり弱音を吐くほど、痛い思いをしたのでした。
なんて辛いスポーツ。

翌日は、試験にも関わらず、トイレでもお尻は痛いし(痔ではなく)
椅子から立ち上がるのも、モノを取り上げるのも、全て苦痛を伴うのでした。

でも、もう全部買っちゃったし。
頑張るしかないんです。

2011年、私の新しい趣味が、長く続きますように。
















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