バンバン事件

先週、私のことを「いとこに似てる」と言ったのは
フランス人のシルバンという男子です。
彼は、私たちの友人の日本語の生徒でして、昔日本人女子とPacsも
してたことがあると言っていました。

最近、Yちゃんとシルバンは、langue echangerということで
授業料のかからない形でお互いの言葉を交換する時間を持っていた。
友人の授業は別として「実践編」としての言語交換の時間、
確かにあったほうがいいよね。

そんな関係は約2週間くらいでしょうか。
私は、学校の時間が違ったり、仕事したりして、時間が合わなかったので
その場に参加することはなかったのですが・・・


今朝、キッチンで朝ごはんを食べているとYちゃんがすごい顔で
PCを持って入ってきた。
「大変なんだけど・・・!」

ちょっと見てよと、見せられたe-mailはシルバンからのもの。
「もう君とは会えません。会えてよかった。フランス語頑張ってね」
とフランス語で書いてある。

「何これ?」
と私が聞くと、Yちゃんは続いて携帯のメールも見せてくれた。
そこには、ローマ字日本語で
「Yちゃん、おはよー。朝ごはんは食べましたか?今日の朝会わない?」
という文章。受信時間は朝の6:40.
その3時間後にe-mailが入っている。

全く理解できない状況。

でも、今までだと必ずメールの最初にYちゃんの名前が入っていたので
「間違いじゃない?」と薄い期待を持った言葉を掛けてみた私。

そしてあーだこーだと会議した後、私もメールを開いてみると来ていた。
なぜか私には英語で
「もう会えない。会えてよかった。頑張って」

・・・・?????

正直、私はあまり絡みがなかった相手だったけど、そもそも友達の生徒だし
なんか気まずいことになったら嫌だなと思っていたところスペイン人Alicia登場。
事の次第を説明すると
「ヨーロッパでは普通だよ」

うーん、よくわからない!でも、例えば街を離れたりする場合などで
「さよなら」じゃないけど「当分会えない」状況のときにこういう連絡をするよと。

でも、どうも違う気がするなーと思いつつ
私はメールで「私も会えてよかった。がんばってねー」とあっさりメールを返信。

そして、彼の先生である友達に連絡すると、なんと彼女にも同様の内容のメールが。


一体全体どうなっているのー????
そもそも彼女は先生なのに。

Yちゃんは、シルバンに
「どうしたの?全然状況が分からないんだけど」
と返信すると、シルバンから
「フランス語で説明するのが難しいので、Kに英語でメールする」
と。あなた、フランス人でしょうが・・・

そして、Kに来たメールは更に不可解。
「僕は君や君の友達とこれからも会いたい。でも、僕はまだ日本人の友達や彼女を
作れる状態じゃないんだ。今まで、僕のフランス人的思考で沢山の日本人を
傷つけてきたけど、もう誰も傷つけたくない。だからもう会えない」

どうしたのーーーーーー??????

ていうか、このメールの行間を読もうと色々試行錯誤。
シルバンはKのことが好き?
シルバンはYのことが好き?
もしかして、Yがシルバンを好きだと思ってる?

そして、Yちゃんは
「わかった。あなたはKのことが好きなのね。
でも私たちはただの友達なのに、私たちまで会わなくなるなんて
変だね。フランスではこれが普通なの?」
と聞くと

「君は何も分かってない」

分からないですよ・・・ぜんぜん。

で、その後私はフェイドアウトしたけど、YとKはスカイプで会議続行。
その後Kに来たメールでは
「僕は日本人と付き合いたいけど、やっぱり日本人の中にいると疲れるんだ」
とのことでした・・・。なんだよ、それ。

そんなこんなで土曜日の午前中はつぶれました。
変なの。
多分、フランス人がってことじゃなくて、この人だよね。

ちなみにバンバンとは、何かニックネームをつけようとなったときに思いついた呼び方。
本人に却下されたので、使用することもなく事件名だけに使いました。

そして今先ほど、またバンバンから携帯にメールが来た。
「I was so confused today,I'd be glad to see you again」
だそうです。懐かしいな、confuseだってさ(笑

フランス映画が理解難解なのは、そもそもの思考ロジック故だと言われますが、
まさかこんな難解なことが日常にも存在するとは。




コメント

人気の投稿