お金にものをいわせてる人

土曜日のお昼頃。一人で図書館に寄り、そのあと旧市街の好きなお店に寄り、

「雨っていってたけど、晴れたなー」
と言いながら、海沿いを歩いて帰ってきた途中、
お金にものをいわせてる人に会いました。

後ろから英語で話しかけられたので、振り返ると、
ちっこいおじさんがいました。
そして

「さっき、ビーチの方で君を見て、話したくて、ここに来たんだ」

え・・・?わりと怖いこといいますね。

「はあ・・・」

そして、彼は、日本人のハーフとどっかのミックスな人で、
見た目はちっこいけど、顔が、なんとなく日本人な外国人風。

そして、ニースの隣、ヴィルフランシュにプール付きの家を持っていて、
モナコに事務所を持っていて、ビートたけしさんとお知り合いだそうです。
たけしさんのことを10回くらい「ナイスガイ」と言っていました。

「とはいえ、有名な人だからナイスだと思うけど、私は知りませんからねぇ」
というと

「紹介するよ、今度」

「いえ、とくにたけしさんを必要とすることはないと思いますので、結構です」

そんな会話をしていると

「今、ニースにも家を買ったんだけど、写真見てみてよ」

「あの、ちょっと急ぐんで、いいです」
と断っている最中、おっさんが駐車した場所が悪くて怒られていた。
そのスキに、家方面へ歩き出すと、

車で追い越され、先回りされ、物件の書類を持ったおっさんが
私を待っていた・・・。

そして、購入したばかりというプール付きのおうちの写真を見せてくれた。
「へー」

この人は以前、日本の女性と結婚していたらしく、
また日本人と結婚したいらしい。
で、なかなか日本人に会わないのに、私をみつけて興奮したらしい。
(変な意味ではなく)

「友達を紹介してほしい」
と言うので

「みんなパートナーいますけど・・・」

「でも、日本人と知り合いになりたいんだ」



どうでもいいけど、日本人女性の海外での価値?といったらなんか変だけど、
外国人男性の妄想にある日本人女性は、
その記号的「日本人」というだけで、ときに需要があるらしい。
なんかこういう人、前にも見たことがあるなと思いつつ思った。

とにかく、「日本人」を探しているようだけど、だったら日本行けばと思って、
今、このセリフを言うの忘れたと思って、なんかわからないけど残念。

通りすがりに、自分が買った家見せたり(ほんとに買ったかは定かではないですね)
ボートだとか、ジャン・レノだとか(最近ドラえもんで話題の)、
なんか自分自身ではなく、そういう外的要因で、話を盛り上げようとしているので
なんだかなーと思ったのでした。

その後も、ビートたけしさんの話は何度か出てきて、
たけしさん、存じ上げませんが、こんなとことで会話に登場してますねと
さすが、世界の北野だな、と思ったのでした。

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