je suis desolee

しばしば、日本人は謝りすぎという話を聞きます。
たとえば、担任の先生は、よく遅刻(という概念ではないと思うけど)する。
この前、家の前に車が停まっていたといって、30分遅れてきた先生。

教室に来て、一言目は
「C'est pas grave」(大丈夫よ、問題ないから)


生徒の誰かが「大丈夫ですか?」と聞いた後ならまだしも、自らの口火で
まさかの言葉でした。
多分、それって、どちらかというと待たされた私たちが言ったほうが・・・
しっくりくるよね。というのは、日本人だからでしょうか。

そして基本的に、ニースで、特に女性に関しては、「道を譲る」という仕草を
見かけたことがありません。

はじめのうちは、
「あ、どうも」
という雰囲気を期待して、道を譲っていた私ですが、ほぼ期待はずれですから、
最近は、ご老人でない限りは、ぎりぎりまでねばってみてます。
大体譲る結果になりますが。

アメリカでは、「I'm sorry」は滅多に言ってはならないと、学校で習ったような。
フランスでも、同意となる「je suis desolee」は滅多に聞かない。


今日は、私の学生ビザの正式発給のための手続きをしに、県庁へ。
ちなみに、お知らせは一ヶ月前に来ていました。
集合は8:30。

健康診断と必要書類の提出が済めば、基本的にはビザ発行。

健康診断は
・靴を履いたままの身長測定(167センチだった・・・)
・もちろん服を着たままの体重測定
・両目で壁に貼ってあるアルファベットを読む視力検査
・紙に書いてある文章を読む視力検査(というか・・・なんだろう・・・
・X線
・問診(例「今、病気ですか?」とか

これにかれこれ3時間くらいの時間がかかって、やっとパスポートにビザ発行に証明が
もらえるというタイミングで事件。

担当のマダムが、明らかに一瞬言葉を失った。

沈黙。




「je suis desolee!」(ごめんなさい!)



どうやら、パリから送られてきた書類の中の、私のビザ№が、違っているよう。


えーーーーーーー、こんなに待ったのにーーーーーーー。


私も言葉を失ってみると、

「一ヵ月後だわ」と。
そして、
「vraiment,je suis desolee」(本当にごめんなさい)

こんな短時間で、こんなにフランス人が発するごめんなさいを聞くなんてレア。
とか思いつつも、「なんで一ヶ月も・・・」。

そして、書類が着いたら、電話をくれることになりました。
ほんとに電話くるかなー。
なんか、「忘れてた」とかありそうな気がして怖いんですけど。


手続きが煩雑なくせに、ものすごいケアレスミスなのでがっかりですが
今日の話題としては、フランス人が謝った!ということで少し盛り上がったのでした。



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