ダビデの大きさに驚く・・・フィレンツェ紀行③

前の晩、ワインを2リットル飲もうが、2日目の朝は、9:30にアポイントが。
ダビデと9:30に待ち合わせです。

歩きながら、パン屋さんで朝ごはんをゲット。
ちなみに、やはりパンについてはフランスが断然美味しいと思いました。
そんなにたくさん食べてないけど、パンはフランスだな、と。
食べ方が違うといえば、それまでだけど・・・

Galleria dell'Accademia
ここでも、入館料は14€(予約チャージ4€)
建物が、意外に普通で、一瞬見逃しそうになりながら到着。
ここでは、くどいようですが、ダビデを見なくてはならなくて、
結構心の準備をしたいような気持ちで、わくわくしながら入っていきました。

先日のUffizi同様、今日もいろんな顔のマリア様・イエス様たち。
でも、描く人がかわるとこんなにも変わるもんだなと思いつつ、
いつの時代のものか、肌の色が青白かったり、緑っぽかったり、
今の私には、「おもしろ絵」にしか見えない表情だったり。
その時代に求められていたり、受けるインスピレーションによって、表現されるものは
同じテーマでも、全然違うのが面白かった。

ちなみに、Uffiziよりも、Accademiaのほうが残酷なシーンの絵が多かったような。
宗教を持たない私でも、高校のときは仏教の学校だったから、般若心経を読んだり(授業で)
仏様の何かを(具体的には説明できず)学ぶ授業があったり。そして、この影響もあり、
インドでヒンズー教の驚くばかりの寺院に感動したり、神話に興味を持ったり。

でも、もちろん極めるわけでもなく、ただ触れただけ。
こういう宗教画を見るとき、その意味が分かるともっともっと面白いんだろうなと思うのに・・・。

そして、仏様が産まれたときの「天上天下唯我独尊」のシーンと、イエス様が生まれた後のシーン
なんていうでしょうか、あのシーンは似てるなーと思いつつ、そして、そういえば宗教の起源で
どこかで繋がってるんだっけ・・・と。
何か、こういうのが面白く、分かりやすく解説してある本があったら読みたい。

Accademiaでは、「FORM」というテーマの写真展も見られたんだけど、これが面白かった。
一点、衝撃的なFORMがあって、なんというか、とても逞しい男性の全裸の写真で
いわゆる男性の部分のFORMが強調された写真。衝撃的でした。

そして、その写真展を抜けると、何の前触れもなく、ダビデは現れたのでした。
予想以上に、本当に大きい。
これを創ったミケランジェロはなんと20代だったそうで、さらに、先人たちが不可能としたこの創作
を「負けず嫌い」の性格で成し遂げたとか。

本来は、公園か広場に置かれる予定だったもの。
やっぱり、360度、青空の下においてあげたほうが、この力強さは増すんではないかと思った。

ここの見所は、ひたすら「ダビデ」なので、呆気なく終了。
そして、メディチ家縁の教会「サン・ロレンツォ教会」を外から見る。
さらに、メディチ家礼拝堂も外から眺める。



残念ながら、メディチ家のすごさは、高校の授業の世界史で止まっています。
でも、すごいということが感じられてよかった。(浅い)

























そして、この日のイケメン。
























勝手にヒュー・ジャックマンと呼んで勝手にツーショット・・・

そして、先日昇ったドゥオモの隣にある、「ジョットの鐘楼」
ここから、ドゥオモを眺めるため、また上る。これまた結構な階段でした・・・
























ガイドブックとかで見る景色だー!まだ上にいけます。
















































もうすぐ頂上・・な小窓より。

























また気持ちのいい、素敵なフィレンツェを眺めて、階段の疲れも吹っ飛ぶ。
やり切った気持ちで地上へ降りて、ランチへ。
ぶらぶら歩いていると、日本人らしき女性が働いているお店を発見。
ピーク前ですぐに入れたけど、なんと、その後大混雑。当たりだった!
「BIRRERIA CENTRALE」
ここで食べた絶品パスタ。イタリアの素晴らしさにまた感動。
























昼間から白ワインもデキャンタ(1ℓ!)
そして、混んできたところで、テラス席に移動することをお願いされ快諾すると、
食後酒としてリモンチェロ(レモンのリキュール酒)と、エスプレッソをサービスしてくれた!
また食べたい!と思う、本当に美味しいパスタでした。

いい気分になったところで、アルノ川を渡って、ミケランジェロ広場に向かう。
















































また階段・・・だけど食後の運動にはちょうどいい。

























空が、とても印象的なフィレンツェ。澄んでいたり、曇ったり。
























そして町を一望スポットへ。









































































そして、こちらにもいらっしゃったダビデ。こういう雰囲気のほうがいいよね。
でも、外だと裸だから寒そうだ。

























小さいダビデも、ビーナスも。

























やっぱりデートスポットらしい。

























フィレンツェは「トスカーナ地方」で、トスカーナって、私はこういうイメージです。

























走り屋のおじさんたちは、寒いのでリモンチェーロで温まっていました。
ちょっとアメリカ風?な雰囲気。

























どこから見ても美しい町フィレンツェです。
帰り道でまたイケメンが。(アクシデント的に写ってくれた左側の方)























そして、この後は町をぶらぶらしながら、物欲と戦う時間を過ごし、夜はフィレンツェ在住の
キャリア女性、Nさんと共に、美味しいピザ屋さんへ。
イタリアで、フィレンツェに住んで7年目の彼女の話はとても勉強になったし刺激的だった。
なんと34歳で、イタリアに来たというから、本当にやる気とチャンスをものにするエネルギーが
あれば、何をはじめるにも遅すぎることはないんだなと。もちろん努力も。

海外に住む、海外で仕事をするというのは、当然簡単じゃないけど
「自分の気持ち」と、「その国が、自分を好きか」というポイントがあるらしい。
自分だけ、片思いでは、やっぱり形にはなりにくいと。

全身、そのブランドの服に身を包んだ美人で素敵なその人と話しながら、
どういう方向に自分を進ませるか、進みたいのか、少し、考えた夜でした。

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