順正を探して・・・フィレンツェ紀行②

駅から、タクシーを使って、宿へ。
Hostel Veroniqueは、建物のワンフロアのみがホステルな宿。
しかも、イタリアも、フランスと同じく、住所は、道の名前と番地なんだけど
青い番号は店舗で、赤い番号は家と、なんで変えないんだよ、という複雑?
な住所設定。道行く人に、一緒に探してもらいながら、何とか到着。

1日目の予定は、ボッティチェリの絵画などで有名な
Galleria degli Uffizi。
超並ぶということで、予め宿に予約をお願いしていた。
時間があったので、まずはPonte Vecchio付近で朝ごはん。

















何となく・・・京都の鴨川に似ているような。
























この橋の上には、目にもまぶしい金のアクセサリー屋さんがずらり。
素敵ですが、素敵なので、超高いです。

見ながら、「一個だけ貰えるとしたら・・・」という妄想で欲求を満たします。

フィレンツェは町はそんなに大きくないので、ほぼ徒歩で全て回れるところがいい。
そして、Uffiziへ。


































シニョーリア広場のこの建物。
「12時に予約してるんですが・・・」と行くと、これは美術館ではなかった。
築700年の市庁舎Palazzo Vecchioでした。
そして、注目は、右下。
あれ・・・!ここにもすでに、ダビデ!!隣は違う人。

























この後、2時間ほど、美術館を堪能。
所蔵数が半端なく、更に沢山の宗教画の数々。
いろんな顔のマリア様、いろんな顔の生まれたばかりのイエス様、
いろんな顔の天使たち。
とにかく、その雰囲気と、数に圧倒されたのでした。

ここの目玉は、なんといっても有名な
「ビーナスの誕生」と「春」
どちらも、迫力があって、そして予想以上に大きくて、繊細で

すごかったです。相変わらずボキャブラリーが増えないので伝わりにくいですが・・・

私は、「春」の右から3番目の女の人が綺麗だなーと思って、お土産屋さんで
ポストカードを買いながら、一緒に行ったYちゃんに
「この人かわいくない?」と問いかけると
「そうでもないよ」とのことでした。

ちょっと現代的な顔だなーと思ったんだけどね。かわいいとかそういう問題じゃないね。

そして、この大迫力の美術館。わりと入館料が高くてびっくりしました。
ヨーロッパは全土的にこういうものが手ごろなのかと思っていたので。
予約をすると4€追加で、14€でした。そういうケチなこと言っちゃだめだよね。

おっとイケメン発見。
ほんとにこちらの男性はおしゃれです。
フランス人よりイタリア人のほうがおしゃれだ。

この後は、Yちゃんの知り合いの知り合い、フィレンツェで某ラグジュアリーブランドに
勤めて早5年にして、ヨーロッパ中でもっとも売り上げを上げているという噂の
キャリア女性にランチをご馳走になりました。
この後もお世話になるこの方。本当にかっこよくて、美しくて、頭がキレる。
41歳にという年齢。その貫禄とストーリーにはとても濃い中身があるんだなと思わされる
マイブームでもある「外見は中身を語る」そのものでした。

そういえば、フランス語の先生が
「日本人はアメリカのコーヒーが好きだよね。フランス人はあまり飲まない」
と言ったことがあったのを思い出した。
いわずと知れた、エスプレッソの国・イタリア。
このランチの後、エスプレッソを飲みに連れて行ってもらったんだけど、
これって、食べたものの消化を促進させる為のもので、のんびりする為のコーヒーでは
ないんですってー。なるほどー。フランス人もこれなんだねー。
日本人は、コーヒーを「お茶みたいに飲む」という表現。
ゆっくりしたいとき、一息いれたいときに飲むあのコーヒーも好きだけど、
こうして一気に飲むエスプレッソも、意味が分かれば、なんか美味しく感じる(笑

そして、この後。
私たちの旅の目的のひとつ。かの有名な小説「冷静と情熱の間」の舞台である
フィレンツェで、あのドゥオモに登りたい。


あのオレンジ屋根しか知らなかったけど、このドゥオモ。
外壁の細かい彫刻と装飾が圧巻です。
中に入ってもっとびっくり。


すごく広い!!!!
そして、突き抜ける高い天井には、緻密なフレスコ画。





旧約聖書の完全な物語が描かれているとのこと。
本当に動き出しそうなくらいの躍動感。

そして、目指すは、葵と順正が運命の再会を果たすあの場所・・・



階段のみで上がれます。結構ハード。途中、フレスコ画が間近に見える場所から。



まだまだ階段は続く。
途中、すれ違うのも怖いくらいのせまーい階段。
なぜここは整備しないのか、できないのか。
おじいさんやおばあさんは、大変だ。いえ、私も結構息切れでしたが・・・



記憶にも新しい・・・
でも、ものすごい大量の落書きが至る所に。残念です。



小窓から。期待大!!!

そして



快晴の空と、フィレンツェの町。
素晴らしい!の一言です。








絵になるカップルたちでした。

とにかく晴れて良かった。素敵な町フィレンツェです。






この後は、おしゃれなイタリアで掘り出し物探し。
私は、OLとしてここへ来ていたら散財間違いなし。
いまや人妻となった真理子との、香港、タイ、上海のテンションで再びここへ来たい。

フィレンツェは革製品で有名な町。そんな町で私が何も買えないなんて・・・
学生って・・・切ない。と思っていたけども・・・


案の定私は、ドゥオモの裏手にある革ファクトリー兼店舗の「ALDO」というお店の
MIKIというおじさんのセレクトが素敵で、420€の革ジャケットを、2人の協力もあり
なんと・・・
150€でゲットすることができました。

明日また来るよーと言ったら、
「明日は休みだから!」と嘘をつかれたのは、けしからんですが
ラム革だけど、着心地いいライダースを2万以下で手に入れられたのは収穫でしょう。

お店を見てるだけでも、やっぱりニースのセンスとは全然違う。
そりゃ気候が違うからだけど、やっぱりイタリアって素敵ー!

夜は、レストランのテイクアウトと特大ワイン。
特大ワイン4.5€には、2リットルのワイン。


このワイン、安いけど美味しかった。
イタリア、すごすぎる!
もちろん、3人で完食、完飲。
いいスタートなイタリア1日目が終了したのでした。

コメント

  1. フィレンツェ、8年前に卒業旅行で行ったな~と思い出しました。当時天井の絵は修復中で、建物の中も薄暗かったんだけど、写真では光が降り注いできれいだね!yasuko

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  2. やすこさま

    2回もバカンスしたらしいじゃないですかー♪
    フィレンツェ、素敵だったなー。大学生のときもお金ないからって
    アジアに行ったけど、今回も結局お金ない旅だった・・・笑
    でも、また行きたい素敵な町だよね!

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